コメント :マツオリエ

海がどんどん穏やかになっていきます。

快晴の日も続き、だんだんベストシー
ズン入りに向かっているサイパンです。

もちろん、陸の上も素晴らしい季節が
やってきます。

ちょうどオブジャンビーチへ向かう途中
には、火炎樹(英名フレームツリー)の
並木道があります。

ほとんどの樹は全然赤くないのに、すこし気の早い火炎樹は満開のオレンジに染まって、青い空に映えています。

また、この火炎樹にちなんだ「第25回フレームツリー・アート・フェスティバル」が4月25〜30日に開催されます。毎年遊びに行っているお祭りです。

テニアンやロタからも人が集まってきて、特産物の販売をしています。さらに、地元のダンスやバンド演奏のステージもあります。

チャチャ?などのダンスは飛び入り参加OKです!笑。 この時期においでの方は、ぜひお祭りへ行きましょう!!

さて、ポイント情報です。「幼魚天国オブジャン」と言うテーマで潜ってきました。

ここには書ききれないくらいの幼魚がざっくざくと出てきました。そこで本日の画像の「ノコギリハギ幼魚」をメインでいきます。

ブクブクブク・・・潜降して一息つくと「あれ?ゴミ??あっ、幼魚だ!」と、ガイドロープに1.5cmほどのノコギリハギがいるではありませんか!




「カワイイ♪」ので、しばらく見ていました。お客様とすっかり和んでいた所、エキジットするグループがやってきたので場所を譲らなくてはいけません。

泣く泣く?ロープを譲って「帰りに見よう!」と、心に誓って沖へ向かいました。

石の下、サンゴの隙間、岩の上、いたる所に幼魚幼魚幼魚。モンスズメダイやテングカワハギの幼魚を見ると、ますます春を実感します。

どちらも黄と青の美しい色合いの魚です。図鑑で確認するのも良いのですが、実物の可愛さにはかないません!!

さらに沖の魚礁にもイエローカディナルフィッシュの幼魚が群れていて、クリアな体がキラキラと光ってキレイです。

何とかカメラにおさめたいのですが、撮影が難しく・・・ぜひ、カメラ得意の方に「たくさんいる!」光景をおさえてもらいたいです。どうぞカメラ好きの方、よろしくお願いいたします。

潮を予測して潜っているので、ちょうど沖の流れに乗って軽くドリフトダイブしてきました。これも「ただ浮いているだけ」なので楽チンで、けっこうお気に入りの行動です。

「相変わらず太陽はガンガン照りだ!う〜ん。気持ちいい!!のんびりのんびり。」です。

その後も色々な幼魚を見ながらスタート地点へ戻ってきました。もちろん、お目当てのノコギリハギの幼魚を見るためにです。

さっそく見つけて観察していると、「何かに寄り添うのが好き」と判明しました。

あまりにしつこく見ていたので、するすると水底に移動してしまいました。(スミマセン・・・)

後を追いかけると、水底に生えている藻の色に似せているではありませんか!先ほどまでは、黒と白だったのに...

変身の天才タコほどではないにしても、体色の変化はとても素早く驚きました。

「スゴイ!スゴイ!!」と見ていると、ヒゲをひゅるひゅると動かすヒメジのグループがやってきました。

ムチのようなヒゲでバシバシとノコギリハギの幼魚が攻撃?されているので、「食べられちゃったら、どうしよう・・・」と見守っていました。

うまくムチをかわし、どうやら?難を逃れた幼魚。そそくさと水底を移動しはじめたので、「何かに寄り添うのが好き」を利用して、はじめに居たロープへ誘導しました。

このロープが一番落ち着くみたいです。ひっきりなしにダイバーが通るのに。笑。

と言うことで、使用前使用後みたいなノコギリハギの体色が本日の画像です。

皆さんも実際にご自身の目で見て、体験してみてください。=サイパンへダイビングしにいらしてください!(営業。)

最後に海の中でも日焼けしますので、日焼け止め対策をしっかりと行ってくださいね!

○ポイント情報
 
日 時 :4月16日
場 所 : ミクロネシア・サイパン
ポイント : オブジャンビーチ
天 候 : 晴れ
 風 : 東 5m
波 高 : −m
気 温 : 31℃
水 温 : 28℃
透明度 : (↓)40m
透視度 : (→)40m
I N : 10:25
OUT : 11:28
潜水時間 : 62分
MAX : 16.7m
AVE :10.9m

【 撮影  マツオリエ 】
サイパンポイント情報

2006年4月16日号
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