サイパンダイビングショップ・サイパンメイダイブ１９６８・サイパンポイント情報・２００６０８１4

コメント：マツオ　ダイスケ

今回のポイント情報は、グロットです。画像は３０ｃｍサイズのネムリブカ幼魚です！逃げません！！

本日の風は肌に少し感じる程度で、荒れ気味だった天気も回復の兆しを見せています。午後には、雲の隙間から太陽の光が差し込んでいましたよ。

海の方はと言いますと、大きな波が来ていますので、エントリー＆エキジットには気をつけなければなりませんでした。

今は、夏真っ盛りですが、どちらかというと冬のグロットに近い海況ですね。

さて、グロットの神秘的な暗闇に吸い込まれるように潜降開始です。定番になっている洞窟内にいるホワイトチップリーフシャークに「今日も来たよ～。オハヨー！」と挨拶を交わします。

ライトを照らしながら進むと、カノコイセエビの頭だけが水底に沈んでいました。頭の大きさだけでも、２０センチ近くはあったと思います。

胴体も合わせたら、それは立派なサイズでしょうね。思わず口からシズク？が出てしまいます。笑

しかし、「これは誰の仕業だ？人間？魚？」どっちなんだろう？………。　どうやら、脱皮したあとの抜け殻のようでした。抜け殻とは言え、それはとてもリアルで生きてる気さえしてきます。

抜け殻ホヤホヤだったのかな？

「パッ！」と上を見ると、ネズミフグが、尾びれをかわいく振りながら外洋へ向かって泳いでいきます。

エキジットした後に、ＳＨＩＧＥさんから聞いたのですが、僕とお客様がネズミフグに夢中になっているときに、その先には大きなイソマグロがいたそうです。

外洋に出ると、昨日、一昨日に比べるとウネリ＆流れも少し緩くなっていました。そして、外洋ではいろんな生き物を見ることができました。

サイパンでは、数が少ない魚のセソコテグリ・モンガラカワハギと見ることができました。

セソコテグリは、４センチほどの大きさで体の色は至って地味なのですが、ひょっとこ口でとても愛くるしい顔をしています。　また、別の機会に画像を載せて紹介したい思います。

モンガラカワハギは、パンダカラーでお腹がふっくらとしていて、正面からみると黄色の一本眉毛が生えているように見えて、とてもユニークな顔をしています。

普段は深いところに生息しているのですが、今日は、浅い深度で見ることができました。ラッキー♪

少し沖に向かって泳ぐと、こちらに向かって、カメが潜降してきました。カメは「フワ～ん。」と流れに身を任せ、優雅にお食事どころまで泳いでいきました。

しかし、深いところに行ってしまいましたので、残念ながら近くで観察することはできませんでした。

本日、メイダイブのビーチダイブは、全てグロットだったのですが、３本目に遭遇したカメは、浅い深度で晩飯を食べていましたので、ゆっくりと観察することができました。

ご飯を食べていたカメが、水面へ空気を吸いに浮上していくのと、同時に、別のカメがすれ違うように降りてきました。

２匹のカメがすれ違うときには、お互いにコミュニケーションをとっているのか、２匹でじゃれるように楽しそうに宙返りをしていましたよ。

その光景を見ている僕らの頬は、ついつい緩んでしまいます。　カメは癒されますね～。

３本目の安全停止の時には、日も差し込んできて、光のカーテンも見ることができましたよ。それでは、また来週。

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